久しぶりにオーディオ機器のお話。
ひょんなことから、現在、希少機種であるSTR-DN1080をお迎えすることになりました。
これまで長らく、2013年に購入したSTR-DN1040というAVアンプを使ってきました。
一昨年くらいから調子が悪くて、メニュー画面の表示がバグる、音が出ない、などの不具合が発生。
その度に本体を初期化したり内部の埃を掃除したり、騙し騙し使用していたのですよね。
買換えを考えたものの、後継機種のSTR-DN1080は生産完了、同クラスの後継はなし、という状態でした。
正確には後継機種はあるのだけど、メニューに日本語表示がなかったりする機能削減版なのです。
昨年末、中古のSTR-DN1040を入手したのですが、同じ症状、むしろもっと悪い?状態でした。
この年代の機種は機械的にそろそろ寿命なのでしょうかね、とりあえず中古品は返品。
年が明けて、ついに反応がなくなり完全に故障、ソニーストアで出張修理してもらうことになりました。
結果、現場で修理は出来ず持ち帰りに、サービスマンの方曰く部品がまだとれるかもしれない、とのこと。
かもしれない、つまり部品保有期間は8年なのでギリギリなのです、一縷の望みにかけて預けました。
そして先日、おそらく基板不良だが、やはりもう交換部品が残っていない、と、残念な連絡が入りました。
修理不能、ただし・・・本体交換扱いで後継機種のSTR-DN1080であれば用意できる、とのこと!
ソニーストアで購入していて、本当に良かった。
そんなわけで、プレミア価格が付き始めた希少アンプを修理代金分の費用で入手できました。
しかも新品未開封品、年明け早々ツイてます、数世代分のクラスアップですからね、まさに僥倖。
STR-DN1040と比較して、メニュー画面がゴージャスになり、設定項目が増えています。
機能的には、ネットワーク機能やBluetooth接続などが大幅に強化されています。
その反面、HDMIなど各種端子数が削減されていて、完全な上位互換というわけではないようです。
そう考えると、STR-DN1040は相当コスパの良い機種だったことが分かります。
そして、誤算だったのがFMチューナーの入力。
これまで同軸ケーブルで接続していたものが専用端子に変わっていました。
これはいただけない、上位機種ならコストカットせずに同軸ケーブルの入力を継続して欲しかった。
地デジアンテナで受信した電波を分配して聴いていたので、ラジオとしては最高レベルの音質でした。
仕方なく、専用ケーブルと同軸ケーブルの芯線を無理やり圧着して固定しました。
若干ホワイトノイズが入るかな~?まぁまぁ、許容範囲内の音です、私もだいぶ耳が肥えてきた。
自室で作業中はラジオを聴くことが多いので、ここは結構重要なポイントなのです。
ラジオの接続が専用端子だった、こんな時、どうするか?
試行錯誤する中、私は今回、ひとつ抜け道を見つけました。
それがradikoというアプリ。
アンプを修理に預けている間、スマホでラジオを聴いていました。
これをクロームキャストという機能を使ってアンプにWi-Fiで無線出力することが出来ます。
これはradikoに限ったことではなくて、スマホの全ての音声をアンプにデバイスキャストすることが可能。
使ってみて、正直、クロームキャストの音質はイマイチです、音がこもります。
しかし、聴き逃し配信を好きなタイミングで聴けるので、わりと重宝しています。
アンプが壊れてradikoに巡り合えた、副次的なことですがラッキーでした。
思わぬ幸運で世代交代したAVアンプ、末永く大切に使っていきたい。
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