真・女神転生V クリア後の感想


何度か中断を挟み、2年かけてクリアした真・女神転生Vの感想。

真IIIぶりのナンバリングということで、最新のメガテンの流れについて行けず戸惑うことも多かった。
聖書の神を倒して人間の時代が始まるというシナリオは旧約、真I・IIで散々やり尽くしてしまった。
神の不在で始まる真Vのストーリーは新世代のメガテンとして新しいカタチを模索した結果なのだろう。

色々思うところがあるが、順を追って書いていこうと思う。

まず、戦闘は良かった。


魔法や特技の演出が派手派手で凝っていて、新しいスキルを試すのが毎回楽しみだった。
モーションやグラフィックも美しい、特に女性悪魔、悪魔に萌える日がくるとは思わなかった。
ロック調の戦闘BGMも良かった、ボス戦は燃える。

戦闘難易度は最後までセーフティで通した。
終盤の激烈な戦いを考えると、結果的に正解だったかもしれない。
通常の難易度では間違いなく心が折れていたと思う。


各国の悪魔が陣地を敷いて縄張り争いをしているのは、昔ながらのメガテンらしさを感じた。
ただ、右も左も悪魔だらけで人間の暮らしがどこにもないのは寂しさを感じる。
人類が滅亡したとしても、どこかのシェルターに避難する人々がいておかしくはないと思うのだが。


エンディング分岐ではニュートラルを狙って八雲ルートを選択したのだけど、これは誤りだった。
これまでの選択で属性はすでに決まっていて(私の場合はロウルート)、真エンドには辿り着けなかった。
ラスボス不在の締まりのない内容、モヤモヤするだけでクリア後に何の感慨もなかった。
2年を費やしたゲームのエンディングとして、あまりにも納得がいかない。

なので改めてロウルートでクリアし直した、気持ち的にはむしろ天津神に同調しているのだけど。
選択肢が抽象的過ぎるのも自分がどのルートを進んでいるか判らない一因ではないかと思う。

主役は悪魔と言ってしまえばそれまでだが、強大な悪魔の対比として非力な人間も必要なのではないか。
やりすぎるとペルソナと区別つかなくなるのは分かるが、もう少し人物を掘り下げる必要はあったと思う。
時代に沿った女神転生の新作をイチから作るのは至難の業なのだろう、製作者の苦悩が窺える。

クリア後の感想としては、新世代のメガテンに触れられてそれなりに新鮮で楽しかった。
ただ、自分が求めるものは悪魔召喚プログラムを駆使して戦う昔ながらの女神転生であることを再認識した。

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Author: 煙人

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