佐藤健寿展 奇界/世界


山口県立美術館で開催中の「佐藤健寿展 奇界/世界」に行ってきました。
過去20年間で120カ国以上を巡った写真家、佐藤健寿氏の個展。

写真家の個展について、アマチュアフォトグラファーの端くれとして日頃から強い関心を持っています。
今回の佐藤健寿展は山口県立美術館リニューアル後第一弾の特別展でもあり、非常に楽しみにしていました。
プロの写真作品を間近で見る、またとない機会でもあります。

一見、ナニコレ珍百景的な風景がアート作品として昇華されている、プロの構図取りとはかくなるものか。
意外にもシャーマニズム的要素が多分に見られ、展示されていたポリネシアの仮面に惹きこまれた。
トナカイを解体した食事シーンの圧倒的ゴールデンカムイ感、やはり生肉はヒンナなのだろうか。

望遠で捉えたマスゲームの演者、パプアニューギニアのマッドメン、パノプティコン型の監獄。
どの作品もその奇妙さに目を奪われる、どこか神秘的で不思議な空気感、世界感が漂う。
まさに”奇界”が広がっている、文化の違いというだけではない何か異質なもの。

展示の最後に、撮影現場の動画を繋ぎ合わせたビデオが上映されていた。
これがすごく良かった、ずっと見ていられる映像、残念ながら物販では販売されていなかった。

グッズ販売では何も買わなかったけど、帰宅してから佐藤氏のエッセイ本を買いました。

奇界/世界、想像以上、期待以上に素晴らしかったです。
ゴールデンウィークにもう一度見に行こうかな。


Author: 煙人

GAMEとか写真とか買い物とか色々なことについて執筆中|漫画依存症のヤニカス事務員|村上主義者穏健派|旧約メガテニスト|Wizフリーク|黄昏の赤魔道士◎FF11復帰勢|おじさん構文検定3級|氷河期世代の週末フォトグラファー|RX100III|α6500

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