当家の飼い猫、サブが天国に旅立ちました。
年越しは出来なかった、この子は本当に変な猫だった。
うちに来たときは既に成猫だったのだけど、腹が減ったら網戸は登るし、お客さんの車に勝手に乗り込むし。
家族の車にこっそり忍び込んで2日間閉じ込められ、車内を糞尿まみれにしたこともありました。
猫ヘルペスの症状がひどく、くしゃみが止まらずに一年中鼻水をまき散らしていた。
あまりにも汚いので中で飼うことはできなかった、中にはサブを抱きしめる奇特な人もいたけれど。
病弱だがわんぱくでうちの近所では中心猫物というか、いわゆるボス猫だった。
異常に人懐っこい猫だった、誰かれ構わずニャンニャン愛嬌を振りまいて足元にまとわりついてきた。
夜中、暗闇の中で足元のサブを蹴っ飛ばしたのは一度や二度ではないです。
私が帰宅すると真っ先に出迎えてくれたのがサブだった。
カメラを向けると向かってくるので、この15年で何枚も撮っているのにドアップの写真しかない。
この写真は貴重な奇跡の一枚、この直後立ち上がって突進してきました。
数年前まで外仕事をしていたので、青空天井で暑さ寒さに耐え忍ぶサブに自分を重ねていた。
ある意味、サブは私にとって同胞だった。
うちで旅立った猫は5匹目になるけど、何回経験しても別れがつらい。