楽しみにしていた新作映画「TENET テネット」が金曜日に封切りされた。
感想を一言で表すと「難解」、エンドロールが流れ終わるまで見て、頭の中は???状態だった。
断片的にストーリーは理解できたのだけど、複雑に入り組んだ各場面ごとの理解が追い付かない。
序盤から科学的な用語が多く登場し、字幕を読んでいるだけではまず意味が分からない。
時間の逆行がテーマの本作、逆行で進んだ分だけ過去に戻れるという設定だ。
つまり、1週間前に戻るためには1週間を要する、逆再生される映像を見て何だかジョジョっぽいと感じた。
主人公(順行組)が時間を逆行してくる敵に翻弄される場面は未知のスタンド攻撃を受けているようだった。
特にカーチェイスのシーンは何が起こっているのか、解説を読んだ後でもよく分からない。
それはそうと、ヒロインの圧倒的な美しさに魅了された。
長身スレンダーで儚げな美女、エリザベス・デビッキ、まさに女神のような神々しさ。
難解な物語の中で彼女の出演シーンは目が離せなかった、何ならずっと見ていられそうだ。
理解の一助になればと思い購入したパンフレットは、とても詳細に解説・考察が行われていた。
一晩かけて読み終え、もう一度劇場で納得できるまで見るべきではないかと考えるようになった。
時系列や登場人物たちの目的はこの優秀なパンフレットによっておおまかに補完することができた。
見終わった直後の映画をもう一度見ることはあまりない。
しかし、今ならニールの行動の真意も理解できて、彼らに感情移入できるのではないだろうか。
時間が許せば、連休中にもう一度映画館に足を運ぶのもアリだと思っている。
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