雑誌「ポパイ(POPEYE)」に連載されていた、村上春樹氏のTシャツコラムをまとめたエッセイ本。
先月発売されたばかりの新刊です、たまには新しい本を手に取ってみたくなった。
氏が世界中で集めたTシャツのコレクション、ちょうど夏に向けてTシャツが欲しいと思っていた。
色んな柄のTシャツを眺めているだけで面白い、デザイン的な着れる着れないの基準は共感しました。
一目惚れして購入しても、一拍置くとやっぱり外で着れないや、ということはある。
ちょこちょこ入る音楽やウイスキーの話題も面白かった。
全体的にゆるい感じで、読んでいてリラックスできた。
大学生のころ、私の思考は村上春樹の小説に出てくる主人公に毒されていたように思う。
やれやれとボヤキながら冷えたビールを飲み、出会った女の子とは何気なく寝る。
孤独で退屈そうに日々を過ごすことがスタイリッシュで楽しそうに見えた。
そんなわけで、村上春樹について考えると学生時代の記憶が甦り、甘酸っぱい気持ちになるのです。
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