新海誠監督の『すずめの戸締まり』を観てきたので感想を書いておきます。
先週、テレ朝で「天気の子」をやっていて、公開日が近づいていることを知りました。
金曜日の夜、発売日を迎えたタクティクスオウガを堪能する一方、映画のことが気になっていました。
ネット予約を見るとまだ座席に余裕があったので、土曜日(本日)朝一のチケットを購入。
新海ワールドと言えば、女子高生が世界を救うというプロット。
入場特典の新海誠本によると、「君の名は。」では災いを食い止めようとする。
「天気の子」では災いを受け入れてしまう、本作は災いが日常に貼りついた終末後の世界である、と。
同じように災害をテーマとして扱っていますが、「 すずめの戸締まり 」は少し異質です。
本作の災害とは、東日本大震災のことであり、阪神・淡路大震災のことであり、関東大震災のことです。
現実に起こった災害を直接テーマに持ってきているので、過去作とは質感が異なるのです。
一方で、椅子や仔猫と日本を縦断する旅はコミカルで楽しいものだった。
最期の邂逅は、現実を突きつけられてどうしようもない気持ちになって、ボロボロ涙が出た。
悲しさではなくて、それでも人は生きて行くんだよ、という逞しさに泣きました。
映像や音楽はもちろん文句なしなのですが、気軽にオススメします!とは言いづらい作品。
でも、自分的には新海誠作品の中で一番心に突き刺さりました、抉られたというのかな。
ダイジンのグッズが欲しくなって、チャームコレクション(全6種)を買ってみたのだけど外れましたw
結構良い値段したのですけどね、無難にストラップにしておくべきだったか。
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