TRIANGLE STRATEGY クリア後の感想


夏からプレイしていたトライアングルストラテジーをクリアしました。

プレイ時間は45時間ほど、後半は戦闘の難易度をVery Easyに落としました。
不本意ですが、ストーリーの先が気になってバトルが二の次になってしまった。

私は、ルート分岐のあるゲームでは中庸を選ぶ習性が昔からあります。
本作ではそれがフレデリカルートとなりました、といっても重大な分岐は17章に集約されていますけど。


このフレデリカルートも厳密には中庸とは言えないものでした。
目の前の問題を全て放棄した現実逃避、ベネディクトにずばり言われましたが”逃げ”なのです。
他の選択肢が極端すぎて躊躇した結果、エンディングは後味の悪さが残りました。

しかし、他の2つの選択肢を選んだとしても、きっと同じようにモヤモヤした気持ちになったと思う。


というのも、ベネディクトという男の野心にただならぬ不穏なものを感じたからです。

彼はセレノアをグリンブルグの玉座につかせようと目論んでいました。
彼なりの信念に基づいて、筋も通っていて真っ当な主張なのですが、それは逆心でもあります。

まぁ、一番あり得ないと感じたのはロランルートなのですけどね。
この王子がもっとしっかりした考えを持っていれば、17章で分裂せずに済んだのではないか。


徹底した現実主義者、3つの分岐の中ではベネディクトがきっと一番正しいのだと思う。

おそらく、1周目はベネディクトを選ぶようにゲームデザインされているはずです。
自分でも、ゲームでありながら彼の期待を裏切ったことで罪悪感に苛まれましたから。
彼の信念こそがトライアングルストラテジーというゲームの核になっている。

古参のSRPGファンとして、骨太な新規IPが誕生したことを嬉しく思います。


来週はタクティクスオウガが発売されるので、トラストはここで一区切り。
タクティクスオウガも急いで買う必要はないのですが、長年ずっと待っていましたからね。
日常のモチベーションを維持するために、ささやかな愉しみを大切にしたい。


Author: 煙人

GAMEとか写真とか買い物とか色々なことについて執筆中|漫画依存症のヤニカス事務員|村上主義者穏健派|旧約メガテニスト|Wizフリーク|黄昏の赤魔道士◎FF11復帰勢|おじさん構文検定3級|氷河期世代の週末フォトグラファー|RX100III|α6500

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA