アオイホノオの既刊を読み終えました。
24巻で一区切りついて、第一部が完結したようです。
物語の舞台は1980年代の大阪、芸大生の主人公がプロ漫画家デビューを目指す様を描いた作品。
「この物語はフィクションである」と記されているけど、実在の人物や団体の名称が多数登場します。
同世代のクリエイティヴな若者たちの才能に打ちのめされて、のたうち回るホノオ。
青春時代のドロドロとした情動がギャグとして描かれているけど刺さる、何と言うかこう、胸が熱くなる。
誰かに先を越されて悔しい、でも、その焦ってもがき苦しむ心情がとても共感できる。
あと、昔のサンデー誌面がそのまま掲載されていたりして、歴史資料的にも楽しいのです。
「タッチ」とか「うる星やつら」とかもうヤバいですね、懐かしすぎて感動してしまった。
3月に観た「シン・エヴァンゲリオン」をず~っと引きずっています。
1回目を観たあと「監督不行届」を読んで、読後のオススメ書籍で「アオイホノオ」に辿り着きました。
庵野監督が出てくるという説明を見て、Kindleでちょこちょこ買っていたら面白くて全巻読んでしまった。
ガイナックスの草創期も描かれていて、凄い時代だったんだなと改めて思う。
そうそうたる大阪芸術大学の出身者一覧を眺めていると士郎正宗氏の名前が載っていた。
しかも、なんと島本先生と同期のようなのですよね、全然出てこなかったけど。
これはどういうことなのか、第二部で何かが描かれるのだろうか。
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